あなたにも起こる 老後破産

年金
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老後破産する方って、どんな人だと思いますか?
収入が少なかったのでしょうか?
退職金がなかったのでしょうか?
年金を納めていなかったのでしょうか?
…実は、老後破産の可能性は、誰にでもあると言われています。
30代40代からの備えが重要になります。
老後破産の原因を知り、自分事として、考えておきましょう。

老後破産

老後破産とは老後に「生活が困窮して、破産状態に陥ること」です。
具体的には「常に支出が収入を上回っていて、生活が困難になること」です。 現役時代の「支出<収入」は良いわけはありませんが、まだ現役なら様々な解決方法や対処方法があり、大きな問題にはなりにくいです。 しかし、老後はちょっと違うため、大問題を引き起こすのです。

これまでのファイナンシャルアドバイザーとしての経験から、私の考える老後破産の発端は、30代・40代のうちに人生設計をしていなかったせいだと言えます。
現役でまだ様々な調整が効くうちに、 ・現在の生活費から老後の生活費を想定し ・老後の長さを考え ・今からやっておくべきことに着手する という事をやっておけば良かっただけなのに、それだけの事をほとんどの人ができていないため、取り返しのつかないことになっているのです。

老後破産の原因①将来への見積もりの甘さ

個別相談でお会いすると、始めは「老後は今よりお金がかからない」と考えている方が多いです。
しかし詳しく聞いていくと、ほとんどの方が学費・住宅ローンの支払いがなくなる以外には「考えてみると、今よりもお金がかかる可能性が高い」という結論になります。
確かに、老後だからといって、何十年もやってきた生活レベルを下げるのは考えにくく、現役時代よりお金がかからない、という事はあまり考えられません。
それに加えて、老後は「毎日、日曜日」。現役時代にはできなかった、長期の世界への旅行や、趣味や孫のために、我慢することなくお金を使いたいという方が多いのです。

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老後破産の原因②人生の3大支出

人生の3大支出は、「教育費」「住宅費」「老後資金」です。
現役世代には「教育費」「住宅費」が大きく肩にのしかかってきますよね。
しかし「教育費と住宅ローンが落ちついたら、老後資金を貯めよう」!なんて考えは、残念ながらあまり計画的とは思えません。

我が家もそうなのですが、特に近年は晩婚化が進み、教育費が定年ギリギリまでかかることもあります。
たとえば、末子を25歳で産んだママはその子が20歳になった時に45歳なので、そこから定年まで老後資金を貯められます。 しかし、末子を40歳で産んだママはその子が20歳になる頃には、60歳なのです。そこから老後費用を貯めようなんて、残念ながら間に合うわけがありません。

老後資金を用意するのは、いつなのか、考えておくことをオススメします。
「子育てに一生懸命になっていたら、老後が近い」
「子育てや住宅ローンで、老後費用がない」
とならないよう、
「教育費」「住宅費」かそれ以上に「老後資金」を早めに考えるのが正解です。
早めに貯めれば貯めるほど、複利の効果も相まって、目標達成しやすく、老後破産を回避できます。

人生の3大支出

複利とは

老後破産の原因③予定外の出費 医療費

もう一つの原因として「予想外の出費」があります。
健康寿命がなかなか伸びないことが問題視されていますが、歳をとると、日々の医療費の積み重ねが大きな出費だという方もいます。
また、ちょっとしたケガで、医療費どころか介護費が必要になった方もよく聞きます。
支出が毎月日々の積み重ねで、結構ジワジワと貯蓄を圧迫してくるのです。

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老後破産にならないために

現役時代に、老後への備えがどれくらいできるかが重要です。
まずは、今の生活費を見直しましょう。今の生活費から変えていけば、老後に無駄な出費を抑えられるだけでなく、節約したお金を老後資金に回し、さらに長期の投資も検討することができます。

また、簡単な資産運用を理解していれば、老後にも切り崩しつつも、運用を続けることで、資産の減りを遅らせることも可能です。私は「コワくない投資」を提唱し、セミナーで教えています。活用して下さい。

さらに、老後資金を取り崩す期間を短くする方法も考える必要があります。
元気なうちは働き、すこしでも長く収入を得ることができれば老後資金を切り崩す期間を短くできます。 老後をいつからにするか、または老後の働き方も今のうちから考えておきましょう。 今からできることはたくさんありますよ。

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誰にでも起こる老後破産を紹介しました

平均寿命が延び、老後の期間が延びている現代では、高収入でも、普通の会社員でも、フリーランスでも、誰しもが老後破産に陥る可能性があります。
老後破産を回避するためには、ライフプランを立てるのが基本かつ、唯一の方法です。
そんなプランニングも受けています。
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